当院のリハビリテーション
私たちは患者さんが住み慣れた地域で、その人らしく、
豊かに暮らせるための最良のリハビリテーションを提供します
地域のリハビリテーション医療の中心となれるように、超急性期から回復期、そして在宅まで一貫したリハビリテーションを行っています。また、80名以上の専門スタッフが在籍し、最新のリハビリテーション機器を導入して、充実したリハビリテーションを提供します。患者さんが何を大事しているのか、今後の人生をどう過ごされたいのかをお聞かせいただき、退院後の生活が少しでも良くなるように、患者さんの個々の特性に応じた適切な支援を行っています。




各種療法に関して
- 理学療法
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理学療法士(PT)とは、脳血管障がいや骨折等の様々な病気や怪我で運動機能が低下した状態にある方に対して、運動療法を通して、起き上がりや立ち上がり、歩くといった基本的動作や日常生活動作能力の向上を図る専門職です。
当院ではICUや急性期病棟から早期介入することにより、機能回復はもちろん、入院生活による筋力低下や関節拘縮等の廃用症候群の予防を図り早期退院できることを目標としています。また、退院後の生活に向けて、一人一人に合った運動プログラムを考えて、ご自宅で安全・安心に生活を送るために必要な福祉用具の選定や環境調整についても支援します。

- 作業療法
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作業療法士(OT)とは、怪我や病気などで身体または精神に障がいを受けた方に対して、患者さんの気持ちに寄り添いながら、意味のある作業活動や日常生活動作(食事・整容・更衣・トイレ 他)、家事動作などを通して、生活の質の向上を目指す専門職です。
当院では、主に脳血管障がいや廃用症候群の患者さんを対象に、上肢機能練習や日常生活動作練習、家事動作練習、福祉用具の選定、生活環境の調整等を実施し、退院先の生活に応じて必要なリハビリテーションを考え、提供しております。

- 言語聴覚療法
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言語聴覚士(ST)とは、言語や発声、認知などの問題によりコミュニケーションに支障がある方、食べたり飲んだりすることが難しい方に対して、患者さん一人ひとりに合わせたリハビリテーションを提供し、その人らしい生活が送れるようにサポートする専門職です。
当院では、脳血管障がい等により言葉が出にくい、呂律が回らないなどの症状の方に対して言語練習や発声練習などを行い、退院後の生活を想定したコミュニケーション方法を支援しています。また、飲み込みが難しくなった方に対して専門的な評価を行い、多職種と連携して適切な食事環境を提案しています。


リハビリ支援機器のご紹介
当院リハビリテーション科では、患者さん一人ひとりの状態や目標に合わせたリハビリを行うために、最新の専門機器を導入しています。これらの機器を活用することで、安全かつ効果的にリハビリを行うことができ、日常生活動作の向上、社会復帰をサポートします。
身体機能と日常生活動作の回復を目的とした機器
- 歩行訓練をサポートする機器
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免荷式リフト SSシリーズ(TPP)
患者さんの体重を一部免荷することで、立位や歩行訓練を安全に行うことができるリハビリ支援機器です。
体重を支える負担が軽減されるため、転倒リスクを抑えつつ、無理のない訓練が可能となります。また、介助者の負担も減らせるため、より安心してリハビリに取り組むことができます。
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「L300 Go」 歩行神経筋電気刺激装置
脳卒中後の片麻痺などでみられる、足をひきずる・膝が伸びきってしまうといった歩行の障害に対応するリハビリ支援機器です。
歩行中に下肢の筋肉へ電気刺激を与えることで、足の動きをサポートし、より自然でスムーズな歩行を目指します。これにより、安全性の向上と歩行機能の改善が期待できます。
- 電気刺激で麻痺した筋肉を活性化する機器
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脳卒中後の手足やのどの筋肉の麻痺に対して、随意収縮介助型電気刺激を行い、身体機能の回復を促します。
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NESS H200W
手のリハビリをサポートするための装置です。
手の指を動かす筋肉に電気刺激を与えることで、硬くなった筋肉をやわらげたり、指の曲げ伸ばしを補助します。これにより、日常生活で必要となる手の動作の改善や、機能回復のサポートが期待できます。
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IVES(アイビス)
脳卒中などで麻痺した筋肉に対して用いられるリハビリ支援機器です。
弱まった脳からの運動指令を補うように筋肉へ電気刺激を与え、患者さんの「自分で動かそうとする力」をアシストします。これにより、より自然な運動の学習を促し、機能回復をサポートします。
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postim(ポスティム)低周波治療器
飲み込みに関わる舌骨上筋群などの小さな筋肉に電気刺激を与える治療器です。
嚥下(えんげ)訓練に活用することで、飲み込み動作をサポートし、嚥下機能の改善や誤嚥予防につなげることが期待できます。
- 痛みの改善を図る機器
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インテレクト RPWモバイル
拡散型衝撃波(ショックウェーブ)療法に用いられる機器です。世界的にも新しい治療方法として注目されており、足底腱膜炎をはじめとする難治性腱症や腱付着部症の治療に活用されています。
また、スポーツ現場での日々のケアやコンディショニングにも利用されており、筋や腱へのアプローチとして多くの有効性が報告されています。
- 全身運動の強化機器
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最新のマシンを導入し、患者さんの体力や活動性の向上を支援します。
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ニューステップ T4r
全身を使った運動が可能なリハビリ支援機器です。
低負荷から高負荷まで自由に設定できるため、有酸素トレーニングから筋力トレーニングまで、幅広い目的に対応します。安全性が高く、無理のない範囲で効果的に全身運動を行えることから、体力の維持・向上や健康増進に役立ちます。
- 早期離床をサポートする機器
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Sara® Combilizer(サラ コンビライザー)
ICU病棟などで使用されるリハビリ支援機器です。
人工呼吸器や血液濾過ラインなど、さまざまな医療機器が接続された重症患者さんに対して、安全に離床を行うことができます。座位や立位への姿勢変換をサポートし、早期からのリハビリを可能にすることで、回復促進に役立ちます。
- 日常生活動作の改善を目的とした機器
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ADLシミュレーション
自宅での生活に近い環境を再現し、トイレや手すりの高さ・位置を調整して訓練を行います。居宅復帰に向けて、トイレ動作などの日常生活動作(ADL)のシミュレーションやトレーニングが可能です。

- 身体機能の評価・測定を目的とした機器
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InBody S10(インボディ S10)
身体の体成分を分析し、体重・筋肉量・脂肪量のバランスをはじめ、肥満度指数、部位別の筋肉量や脂肪量、体重調整量、栄養評価(タンパク・ミネラル・体脂肪量)、肥満評価、内臓脂肪レベル、骨格筋量、基礎代謝量、推奨摂取エネルギー量、腹囲などを詳細に測定できます。これにより、より正確に現在の身体状態を把握することが可能です。

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体幹2点歩行動揺計「THE WALKING」
歩行中の重心の軌跡を計測し、動きの滑らかさや筋力の左右バランスの乱れを確認できます。これにより、転倒リスクの評価や歩行改善のための運動指導の提案が可能です。

地域での活動
当院リハビリテーション科では、地域のお祭りやイベント、地域パートナーの会などに積極的に参加し、身体機能の測定や転倒予防の運動指導、健康相談などを行っています。
こうした取り組みを通じて、地域の皆さまの健康増進活動に貢献してまいります。


資格取得者・学会発表実績
当院リハビリテーション科では、職員が知識・技術レベルを向上させ、より質の高い医療を提供するために、各種学会・職能団体が認定する資格の取得や学会などでの発表を推奨しています。
資格取得者一覧
| 臨床教育認定理学療法士 | 2名 |
|---|---|
| 運動器認定理学療法士 | 1名 |
| 管理・運営認定理学療法士 | 1名 |
| PT協会指定管理者(上級) | 2名 |
| 認定言語聴覚士(失語・高次脳機能障害領域) | 1名 |
| 3学会合同呼吸療法認定士 | 3名 |
|---|---|
| 心臓リハビリテーション指導士 | 1名 |
| 心不全療養指導士 | 1名 |
| 日本離床学会離床アドバイザー | 1名 |
| 介護支援専門員 | 1名 |
| 住環境福祉コーディネーター 2級 | 4名 |
| 心電図検定 2級 | 1名 |
| AMAT隊員 | 2名 |
| JMAT隊員 | 3名 |
学会等の発表実績(2024年度まで)
| 第18回東京都病院学会 | リハビリ職員の腰痛とストレス・性格の関連について | PT |
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| 第18回東京都病院学会 | 右視床出血を呈した症例~座位保持獲得を目指して~ | PT |
| 第18回東京都病院学会 | 病棟と連携し、活動量の増加が在宅復帰に繋がった症例 | PT |
| 第18回東京都病院学会 | 当院理学療法士に対する下肢装具に関する調査 | PT |
| 第17回東京都病院学会 | 若年失語症者の途切れのない社会参加を促す取り組み | ST |
|---|


